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日報売上とキャスト別売上が合わないときの照合手順⁠|フリー⁠・指名の帰属を整理

日報の売上とキャスト別売上を足した数字が違うと、会計ミスなのか、フリー売上の扱いなのか迷います。まずは同じ営業日の確定済み伝票を基準に、店舗の売上とキャストへの帰属を分けて確認しましょう。

最初に「何と何を比べているか」をそろえる

日報売上は店舗全体の会計を示し、キャスト別売上は店で決めた帰属ルールに沿って配分した数字です。フリー客の会計や、誰にも付けない料金がある店では、キャスト別売上の合計が日報と一致しない場合があります。差額を見つけただけで、入力漏れと決めつけないことが大切です。

照合前に、対象の営業日、締め時刻、税込・税抜、値引き、サービス料、キャンセル・返金の扱いをそろえます。日付をまたぐ会計は、来店日と会計確定日のどちらで集計するかを確認してください。日報とキャスト別の画面で条件が違えば、同じ伝票でも別の日や別の金額に見えます。

伝票を一件ずつ追い、差が出た場所を絞る

集計表の合計だけを見比べるより、伝票番号ごとに並べると原因を追いやすくなります。会計明細、席の移動、指名の登録・変更履歴、訂正前の記録を残したまま確認します。締め後の修正があれば、修正日時と担当者も控えましょう。

  1. 同じ営業日・同じ集計条件で、日報とキャスト別売上の対象伝票を出す。
  2. 伝票番号を突き合わせ、片方にだけある伝票と金額が違う伝票を分ける。
  3. 金額が違う伝票は、セット料金、延長、ドリンク、ボトル、値引き、返金を明細単位で見る。
  4. 伝票の合計が合う場合は、各明細の帰属先と集計区分を確認する。

片方に伝票がなければ、締め時刻のずれや未確定会計を先に調べます。伝票合計は合うのにキャスト別だけ違うなら、フリーから指名への切り替えや複数キャストへの配分を優先して確認します。原因ごとに調べる順番を変えると、閉店後の確認が進めやすくなります。

フリーから指名に変わった卓の帰属を確認する

たとえばフリーで入店した卓で、途中から本指名が入った場合です。指名登録前のセット料金まで指名キャストの売上に含めるか、登録後の注文だけを含めるかは、店の運用ルールによって変わります。場内指名、同伴、ヘルプの扱いも同じものとして処理せず、それぞれの基準を確認してください。

明細ごとに見る項目

  • 注文・延長が発生した時刻と、指名を登録した時刻
  • 会計時点の指名種別と、途中変更があったか
  • 誰の売上にも付けないフリー売上の範囲
  • 複数指名や席移動がある場合の配分ルール

帰属が不明な明細を、差額に合わせて任意のキャストへ付け替えるのは避けます。伝票と店のルールを照合し、判断できない部分は責任者に確認してから訂正します。給与バックの対象と売上の帰属は別の定義を使うこともあるため、売上の修正をそのまま給与の修正に広げないでください。

差額が残るときは「帰属なし」を独立して記録する

日報とキャスト別売上の差には、フリー売上のほか、税・サービス料、値引き、返金、対象外の商品などが混じることがあります。どの項目をキャスト別に配分するかは店舗ごとの設定次第です。差額を一括で「フリー分」と呼ばず、伝票明細の区分ごとに内訳を残すと、後日の説明がしやすくなります。

確認表には「伝票番号・営業日・明細・会計金額・帰属先・帰属しない理由・確認者」を並べます。集計後は、日報の対象額を「キャストへ帰属した額」と「帰属しない額」に分け、両者の合計が元の伝票明細と合うかを確かめます。合わなければ、値引きや返金を二重に引いていないか、修正伝票を重複して数えていないかを戻って確認します。

閉店後に迷わないための運用を決める

その日の差が解消しても、判断基準が担当者ごとに違えば翌日また同じ問題が起きます。フリーから指名へ変わる時点、複数指名の配分、取り消し時の扱いを短いルールにまとめ、入力担当者と確認担当者で共有します。曖昧な伝票だけを引き継げるよう、訂正理由も残してください。

毎日の確認では、まず未確定・取消の伝票を除き、次に帰属先が空欄の明細と締め後に変更された明細を見ます。最後に日報と帰属済み・帰属なしの内訳を照合する流れなら、数字だけを合わせるための付け替えを防ぎやすくなります。

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