キャバクラの団体客で、先に来た人と遅れて合流した人を同じタイマーで管理すると、延長の案内と請求が食い違う原因になります。個別に起算する運用では、卓の伝票をまとめたまま、お客様ごとの開始・終了時刻を記録することが基本です。途中退店も含めて、ホールと会計担当が同じ記録を見られる形に整えましょう。
最初に、セットの起算と途中退店の扱いを決める
起算時刻とは、セット時間を数え始める時刻です。来店した時刻なのか、着席した時刻なのかを店内で統一し、お客様にも案内します。待合で待った時間と着席後の時間が混ざらないよう、必要なら両方を記録してください。
遅れて来た人も先客と同時刻に終了する方式と、各自の開始時刻から数える方式では、滞在できる時間が変わります。団体プランなどで終了時刻をそろえる場合は、合流する人の料金と残り時間を着席前に説明します。ここでは、各自の着席時刻から数える運用を扱います。
あわせて、初回セットと延長の時間・料金、途中退店時に滞在時間に応じて減額するかどうか、延長確認の方法を決めます。短時間で帰るから自動的に減額する、と現場で判断せず、案内済みの料金ルールに沿って処理します。
卓番号に加えて、一人ずつ管理番号を付ける
同じ卓の中で「お客様A・B・C」のように識別できる番号を振ります。席の位置だけで覚えると席替えで取り違えるため、移動しても番号と時刻は引き継ぎます。
- 卓番号・個人の管理番号・適用する料金プラン
- 着席時刻・料金の起算時刻・初回セット終了予定
- 延長確認の時刻・返答・延長後の終了予定
- 課金を止める時刻・退店時刻・精算状況・対応者
遅れて合流した人は、人数を増やす操作と一緒に新しい行へ登録します。先客の開始時刻をコピーすると個別管理が崩れます。紙や共有表でも構いませんが、正本は一つにし、ホールのメモとレジの記録を別々に更新しない運用にします。
時刻の例で、合流と途中退店を確認する
設定を考える目安として、初回セットを60分、延長を30分単位とする仮の例を見てみましょう。途中退店によるセット料金の減額はしないと事前に案内したケースです。時間や料金の扱いは業界共通の基準ではありません。
- Aさん:20時に着席。初回終了は21時。延長に同意した場合、次の終了予定は21時30分。
- Bさん:20時に着席し、20時45分で利用終了。初回セットを計上し、延長は付けない。
- Cさん:20時20分に合流して着席。初回終了は21時20分。延長に同意した場合、次の終了予定は21時50分。
Aさんが延長しても、Cさんの初回セットはまだ続いています。21時になった時点で卓全員に延長を付けないことが肝心です。また、Cさんの合流を理由に、先客の終了予定を後ろへずらすこともありません。
初回終了予定は「本人の起算時刻+セット時間」、延長後の終了予定は「直前の終了予定+延長時間」で求めます。この例では、声をかけた時刻から延長時間を数え直さず、確認した時刻と課金の境目を分けて残します。
延長の声かけは、対象者と終了時刻を伝える
声かけの目安を終了5分前などに決め、担当者を明確にします。「こちらの卓は延長ですか」では対象が曖昧です。「先にお越しのお客様は21時、後からのお客様は21時20分までです」と分けて案内します。
延長時間と追加料金を伝えたうえで返答を記録し、会計担当へ共有します。代表者が答える場合も、誰の分を延長するかを確認してください。「確認待ち」を「延長済み」と同じ印にしないことも、引き継ぎの助けになります。
声かけが遅れたときは、時刻を書き換えて帳尻を合わせず、案内時刻と経緯を残して責任者へ引き継ぎます。事前に説明した条件と照らして、お客様への案内と請求をそろえます。
途中退店は、利用終了と支払いを分けて処理する
会計待ちの間も延長が付かないよう、課金を止める基準を決めておきます。会計の申し出で利用終了とする運用なら、その時刻と実際の退店時刻を別に記録します。退店時刻を基準にする店は、その条件を先に案内してください。
- 帰る人の管理番号を確認し、店の基準に沿って課金を止める。
- 本人のセット・延長・指名・注文を確認する。共有ボトルなどは、誰が負担するかを確認して振り分ける。
- 先に精算するか、代表者が後でまとめて払うかを記録し、残る人の終了予定を確認する。
先払い分は残りの請求へ重ねず、後払い分は退店した人の明細を残したまま未精算として管理します。人数が減っても卓全体を会計済みにせず、閉店後は個人別明細の合計と卓の請求額を照合します。日付をまたぐ場合は年月日も含めて記録すると、前後関係を追えます。
お店の料金ルールに合う管理方法を相談する
YOMISE|夜店は、付け回し盤や卓会計、売上速報、給与バックの自動計算をタブレットに集約するナイト業態専用POSです。個別の起算や途中精算については、今のお店の料金ルールをもとに、実際の画面で運用できるか確認してから導入を判断してください。
管理方法を見直したいときは、合流と途中退店がある一組の例を用意すると相談が具体的になります。30日間無料トライアルを申し込むから、お店に合う使い方をご相談ください。